アンビリーバブル たった1つの真実【おすすめNETFLIXオリジナル・ドラマ】


ざわひろ

個人的スコア 9点(10点中)
実話がベース。こんな酷い話があっていいのか!と憤りを隠せませんが、2人の女性刑事の見事な活躍に拍手。

「アンビリーバブル たった1つの真実」の基本情報

シーズン数 リミテッドシリーズ(1のみ)
話数 8話
1話あたりの時間 およそ45~60分
IMDb 8.5
URL https://www.netflix.com/jp/title/80153467

若い女性によるレイプ被害の訴えを作り話として片付ける警察。だが数年後、酷似した手口の事件が続き、2人の女刑事が捜査に乗り出す。実話に着想を得たシリーズ。
出演:トニ・コレット、メリット・ウェヴァー、ケイトリン・デヴァー
(Netflixより引用)

ここがポイント!

  • 爆発しそうな自分の感情を必死に隠しながら生活するマリーに対する周囲の無理解がリアル。
  • まるで性格の違う2人女性刑事が、彼女たちなりに怒りを抑えながら捜査する姿が胸熱。
  • 事件の解決後の、女性刑事とマリーのやりとりとマリーのこれからに涙。
  •     

  • レイプ被害者へのセカンド・レイプは、自覚なしになされるものが多いという事実を突き付けられる。

あらすじと感想(ネタバレほぼなし)

あらすじ

ある日の未明、覆面をかぶった何者かにレイプされたマリーは警察に通報した。聴取では、違う人に何度も詳細にレイプ場面を思い出して話さなければならならず、精神的にも不安定になり、話の内容が二転三転するなどしてしまう。

養母が警察に、マリーは昔から問題児だった等のネガティヴな情報を与え、さらにはレイプ事件に対する先入観から、警察含め周囲の誰しもが、本当にレイプされたのか?と疑い始めてしまう。

再三の執拗な聴取、あからさまな疑いの目に耐えきれず、マリーはレイプはなかった、嘘だった、と言ってしまい、周囲の態度はさらに冷たいものとなってしまう。

3年後、まったく違う州のレイプ事件捜査にあたっていたデュバル刑事は、その事件に連続性があることに気づき別の所轄のラスムッセン刑事と捜査を始めるのだった….。

感想

いやー、これは面白かったです。内容がとても辛く重いものなので、マリーの姿を直視できないこともありました。あまりにも不憫すぎて….。

しかしこれ、ピューリッツァー賞を受賞した実話小説が元、ということなんですよね。こんな酷いことが現実にあるのかと思うとゾッとします。

被害者なのに、まるで加害者に接するがの如く執拗に聴取する刑事たちは、もう本当に酷いです。お前らがちゃんと捜査しないからだろっ!と何度ツッこんだことか…。

デュバル&ラスムッセン刑事のコンビも良いです。真面目で落ち着いているデュバル、短気で男勝りのラスムッセン。最初こそ全然噛み合いませんが、悪しきレイプ犯を取っ捕まえてやる、という意識が日に日に強くなるとともに、息もあっていきます。この2人の息が合えばもう最強、って感じで捜査は進みます。

にしても、日本で起きた某事件の裁判判決後に被告の男性が会見で「性犯罪の被害者が人前に出て笑顔を見せるなんて普通はない」みたいな弁解してましたけど、まさにそれと同じ構造だなと思いました。

偏見とか先入観が悲劇を産むことは多々あるんだな〜と、遠い目になってしまいます…。

俳優陣について

マリー役のケイトリン・ディーヴァー。アンニュイな雰囲気が良いです。

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ラスムッセン刑事を演じるのはトニ・コレット(右)。この方はいろいろな作品に出てますね。シックス・センスをはじめ、リトル・ミス・サンシャインなどなど。最近だと「へレディタリー/継承」。これは結構衝撃的なホラー作品です。Netflixの映画「ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー」にも出てます。左がデュバル刑事を演じるメリット・ウェヴァー。Netflixの映画「マリッジ・ストーリー」にも出ています。

まとめ

ネットフリックスは、リミテッド・シリーズ(シーズン1のみ)のクオリティがすごいですね。短いながらも濃厚で簡潔で視聴者を驚かせる要素も感心させる要素もあるドラマが多いように感じます。

その中でも、とても心打たれる内容でした。とにかくみんな演技が上手、というのもあるでしょうね。
内容こそ重いですが、ぜひ見てほしいです。最後はちゃんと晴れやかな気持ちになれる作品です。